受検を決めるまで③どうして塾に行くのか
ここまでのあらすじ
小4秋になんとなく受けた全国統一小学生テストで、思った以上に成績が良かったお兄ちゃん。
父と母は、家庭学習だけでなく、きちんと塾に行かせればもっと伸びるのでは・・・という欲がでてきてしまったのであった。
という事で、小学校4年生の12月は慌てて近隣の塾の資料請求と面談を行いました。
焦っていたのは親で、本人はいたってマイペースでしたが・・・
通えそうな範囲の塾の資料は全て取り寄せ、公立中高一貫校のコースがある塾の入塾テストを受けたり、学力診断テストを受けたり、体験授業を受けました。
土日はほぼ塾探しに潰れ・・・
そこで言われたのは、小5の2月から公立中高一貫校のコースが始まるため、今が通塾のラストチャンス、ということでした。
同時に、漠然と考えていた公立中高一貫校の情報も調べ始めました。
塾に行かなくても特別な対策をせずに、学校の勉強をきちんとこなしていれば受かる、という情報の古さにも気がつきました。
公立中高一貫校が開校して数年は、そのような子どもが合格した事もあったようですが、10年以上が経ち、適性検査の傾向と対策が見えてきて、一期生の大学進学状況も出揃ってきた現在、公立中高一貫校といえど、キッチリ受験勉強をしてきた子どもたちの戦いとなっていました。
実際に適性検査の問題を見てみると、学校にもよりますが、
・子供にはイメージしずらい抽象的な内容の作文 (というか小論文)を出題
→傾向に合わせたトレーニングが必要
・桁数の多い計算を短時間で解く必要のある問題
→安定した計算力が必要
・一見、解くのに時間がかかる問題に見えるけれど、中学受験で必須な特殊算を知っていれば簡単に解ける問題
→結局小学校の内容を超えた勉強をしていた方が有利
さらに、45分で解くには多すぎる適性検査の問題。
どれを解いてどれを捨てるか、そんな選択も迫られます。
これらの対策を家庭学習でやろうとすると、親が徹底的に過去問を分析する必要があり、しかも答えが1つではない問題の、点が取れる範囲を把握しなければなりません。
調べれば調べるほど、私達の手には負えなくなってきました。
せっかくここまで頑張ってきたお兄ちゃんを伸ばすためにも、受検の専門家である、塾の力を借りる事に決めました。
ですが・・・
塾って、お高いんですね・・・
次回に続きます。